卓育とは

食卓は、楽しさ、おいしさ、食文化、感性、思いやり、もてなしの心…
様々な事柄が宿る大切な場所です。
生涯を通して、いつも、誰にとっても、大切にしたい"食卓でのこころとからだの育み"…
それが私たち食空間コーディネート協会の提唱する「卓育」です。

「卓育®」は食空間コーディネート協会の登録商標です。(登録第 5202850 号)

いっしょに食べよう Let's Share

「卓育」には、全ての世代一人ひとりの健やかなこころとからだの育みに大切な要素がたくさん詰まっています。 私たちは、世代をこえたさまざまな人々とのコミュニケーションの場である共食を推進し、家庭の食卓から心豊かな一人の食卓までを見つめます。

"人生100年”と謳われる現代、美しく健やかで持続性ある暮らしを食と食空間から発信します。

食卓において生涯を通じて大切にしたいことを

10のキーワードにしました。

清潔にしましょう

「いただきます」の前に、手を洗い、うがいをしましょう。テーブルもきれいにすると食事もおいしくなります。

楽しいね

会話を楽しみながら食事をしましょう。コミュニケーション力が身につき、食事がもっとおいしくなります。

感謝の気持ち

「いただきます」「ごちそうさま」をありがとうの気持ちをこめて元気に言いましょう。命の大切さ、モノを大事にする心を養います。

おもしろいね

四季の行事やしきたりなどを伝えていきましょう。伝統食から日本の文化を知ることができます。

おいしいね

五感を使って、おいしさを覚えましょう。季節を感じながら、おいしく食べることを大切にしましょう。

うれしいな

誕生日や家族の記念日にはみんなでお祝いの食卓を囲みましょう。家族の絆が深まります。

きれいだね

食材の色や盛り付けはとても大切です。テーブルにお花をかざると食事がもっと楽しくなります。

大きくなったよ

家族で囲む食卓は、いろんな世代が集い、大人の話をとおして、社会のあり方を知る機会でもあります。

上手でしょう

お箸を上手に使うことなど食事のマナーを覚えましょう。食品選びや料理、配膳のお手伝いをしましょう。

おもてなしの気持ち

大切な人をお招きして、食卓を囲むことにより、気づかい、心配りができ、おもいやりの心が育まれます。

現代日本における「卓育」の役割

現代日本の食卓

食の多様性と利便性が進むと同時に、こ食や食環境の乱れ、食の安全性の不安、マナーの軽視、伝統食文化や郷土料理の継承が行われにくくなっている等、多くの課題もあります。

※こ食とは、いっしょに食卓を囲んでもそれぞれ別のものを食べる「個食」、一人で食べる「孤食」、少量しか食べない「小食」、好きな同じものだけを食べる「固食」、加工食品、濃い味だけを食べる「濃食」、粉製品だけを食べる「粉食」、子どもだけを食べる「子食」の7つを指します。

心配されている問題への卓育の取り組み

  • 安全な食材で各世代に合った栄養バランスの取れた食事
  • 食卓を通じてコミュニケーション力とマナーを身に付ける
  • プロの食空間コーディネーターによる心豊かな食環境の提案
  • 伝統行事の実践と伝統食の継承
  • 持続可能な食文化を築く

卓育の役割

われわれ食空間コーディネート協会は、食育基本法(2005 年制定)にある三つの柱のうち、特に「食事の機会に食卓の環境を整え、躾を行う」に着目しました。

食空間は生涯を通しての学びとよろこびの場と考え、「食卓:から育むこころとからだ」を基本コンセプトとして「卓育」と名付けました。

食事と食空間を整え、その場と時を共有するすべての世代のすべての人びとのための健やかで美しい暮らしを「卓育」から発信しています。

食卓で育むこころとからだ 感じよう!卓育のちから

心地良く整えた食卓での楽しい食事から、私たちの心と体は育まれていきます。 食空間コーディネート協会は食卓の力を信じ、 「食卓から育むこころとからだ ~感じよう!卓育のちから~」 を提唱し活動を行っています。

食卓はいつも、すべての人びとの 生涯を通した健やかな毎日のための大切な場所。 食は社会、経済、環境などと繋がり、 食卓にはそれらの事柄が織りなす様々な世界が広がっています。

一人ひとりが心がけることで持続可能な日常が生まれる食卓。 幅広い視野と細やかな気持ちを大切に「卓育」を推進しています。 「卓育」について学び、ご一緒に、活動の輪を広げていきませんか?

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